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AUTHOR : parelli
鎌倉の海を望む丘より
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神とイスラエル人 (イスラエル人の誕生はどこから?) 12/01(火)
noël 2009

ノエル

今日は「神とイスラエル人の誕生」について書いてみたいと思います。

主人は世界史と地理が得意のようです。
そこで、「イスラエル人の先祖は誰?」と聞くと、
「セム族」と答えます(笑)

あまりに古い事なので資料がなく、歴史書には詳しい事は書かれていません。
ネットで検索してみると、実にいろいろな事が書かれていてびっくりします。

神とイスラエル人は切っても切れない関係があります。
そこで、今日は聖書の中でこの事実をたぐって行きたいと思います。
なるべくわかり易く書きたいと思いますので、
ごゆっくり、お気軽にお読み下さい。

ツリー



神は、アダムを創造されました。そしてイヴを創造されました。
順を追って書いていきます。(ここでは重要と思われる名前だけを記します。)

アダム・イヴ→セツ→エノシュ→・・・→エノク→・・→ノア

「ノアの方舟」で有名なノアは、アダムとイヴから数えて10代目に誕生しています。
ノアには3人の息子がいました。セム・ハム・ヤペテです。

洪水の後、3人の息子達から沢山の子供が生まれ、子孫は全地に広がっていきました。
大洪水の後、民が地上に分かれ出た始まりです。

セムの子孫が広がっていった地域は、メシャからセファルに及ぶ
(チグリス川、ユーフラテス川上流地域)高原地帯でした。

ハムの子孫は、カナン、アラビア南部、エジプト南部、地中海東岸、
アフリカ北部へ定住。

ヤペテの子孫は、黒海・カスピ海方面に広がり、メディア人、ギリシャ人、
ヨーロッパ、アジアの大コーカサス族の祖先となりました。

全地は、はじめ一つの言葉、ひとつの話言葉で話していました。

その頃、人々は東へ移動して行き、シヌアルという平地(メソポタミア)を見つけ、
そこに定住しました。
そして、レンガとタールを用いて高く大きな塔を建て始めました。
これが「バベルの塔」です。

人々は町を建て、天に届くような高い塔を建て、全地に散らされないように・・
自分たちの名をあげようと懸命になりました。
人々は傲慢になっていったのです。

しかし、この人間のプライド・傲慢は神の御心に合いませんでした。
神は互いに言葉が通じ合わないように人々の言葉を混乱させ、
彼らは町を建てる事が出来なくなりました。
そして、全地へ散らされました。

ひとつの言葉から多言語になっていった言葉の始まりです。
そして、ここから人々は全地に広がっていきました。


今、世界中が一つの言葉で通じ合えていたら世界はどうなっていたでしょうね。
神の知恵の凄さです。



さて、セムから10代目にアブラム(後にアブラハム)が誕生しました。

セム→・・・・・・・→テラ→アブラム・ナホル・ハラン

アブラムは3人兄弟、アブラムはサライと結婚、ナホルはミルカと結婚、
ハランは、ロト・ミルカ・イスカの3人の子供を残し、
まだ父テラの存命中に死んでしまいました。

父テラは、アブラムとサライと孫のロトを連れて
カナンの地に行く為に、住んでいたウル(バビロニア南部)を発ちました。

*ウルは、チグリス・ユーフラテス川に挟まれた平地ではなく、ユーフラテス川下流の西岸、
方位矢印↑の少し上         


IMG_1988.jpg

ウル・Ur(現在のイラク)からカナン(現在のイスラエル)は、
当時途方もなく遠い距離でした。 
途中のハラン・Haran(メソポタミア北部)に住みつき、
父テラは、そこで亡くなりました。



アブラムは、妻のサライと甥のロト、全ての財産とハランで加えられた家畜や
雇い人を伴ってどこへとも知れず、神の示す通り、発ちました。
ウルからカナンまでの距離約240万Km。
アブラムの信仰が、いかほどのものかおわかりになるでしょう。

アブラムがカナンに入って、神はアブラムに
「さあ、目を上げて、あなたがいる所から北と南、東と西を見渡しなさい、
わたしはあなたが見渡しているこの地全部を、
永久にあなたとあなたの子孫に与えよう・・・。」と言われました。

また、彼を外に連れ出して、
「さあ、天を見上げなさい。星を数える事が出来るのなら、それを数えなさい。
あなたの子孫はこのようになる。」と言われました。

アブラムとサライの間には子供が出来ませんでしたし、
サライは子供を生める年はとうに過ぎ、ふたりは老人になっていました。

しかし、アブラムはそれを信じました。

アブラムが99才になった時、神は彼に現れ言いました。
「わたしは、このわたしの契約をあなたと結ぶ。
あなたは多くの国民の父となる。あなたの名は、もうアブラムと呼んではならない。
あなたの名はアブラハムとなる。わたしがあなたを
多くの国民の父とするからである。」
(アブラハムとは「諸国民の父」の意)

神によってサライは、サラ(「国々の母」の意)と名を改められました。

時が過ぎ、神はアブラハムに約束された通り、サラは、みごもり、
男の子を産みました。イサクの誕生です。
この時、アブラハムは100才、サラは90才。



アブラハム→イサク→ヤコブ

ある時、神はアブラハムを試練に会わせられました。

少し長い話ですが、アブラハムの信仰の深さを知るキーとなります。

神は「あなたの子、あなたの愛しているひとり子イサクを連れて、
モリヤの地に行きなさい。そしてわたしがあなたに示す一つの山の上で、
全焼のいけにえとしてイサクをわたしに捧げなさい。」と言われました。

翌朝早く、アブラハムはイサクを連れていきました。
全焼のいけにえの為のたきぎを割って
神がお告げになった場所へ出かけて行ったのです。

3日目、アブラハムは、全焼のいけにえのためのたきぎを取り、
それをイサクに負わせ、火と刀とを自分の手に取り、
ふたりはいっしょに進んで行きました。

イサクは、父アブラハムに尋ねました。
「お父さん、火とたきぎはありますが、全焼のための羊は、
どこにあるのですか?」

こうしてふたりは一緒に進んで行きました。

神がアブラハムに告げられた場所に着き、
アブラハムはその所に祭壇を築き、たきぎを並べ、
自分の子イサクを縛り、祭壇の上のたきぎの上に置きました。
アブラハムは手を伸ばし、刀を取って自分の子をほふろうとしました。

そのとき、神の使いが天から彼を呼び、御使いは言いました。

「あなたの手を、その子に下してはならない。
その子に何もしてはならない。
今、わたしは、あなたが神を恐れることがよくわかった。
あなたは、自分の子、自分のひとり子さえ惜しまないでわたしに捧げた。」

アブラハムが目を上げて見ると、
見よ、角をやぶに引っかけている一頭の雄羊がいた。
アブラハムは行って、その雄羊を取り、
それを自分の子の代わりに、全焼のいけにえとして捧げました。

この話を子供が読むと、とっても怖い思いをしますね。

アブラハムは、信仰の深い人でしたから、
子供はたとえ全焼のいけにえになっても
神は必ず生きて返してくれると信じたのです。

この時のイサクの年齢は、聖書に書かれていませんが、
父に抵抗出来る年であったと思われます。
イサクの父への従順にも驚きます。

神には、人間のいけにえは不要だったのです。
これは、アブラハムへの信仰のテストでした。

後に、神はご自分のひとり子、イエスキリストを
私たち人間ひとりひとりの罪をあがなう為にいけにえにされました。
神の悲しみはどれほどのものだったでしょうか。

わたしたちは、何の代価も払う事なく・・
さらには、信じる者へ永遠の命まで与えて下さいました。

このアブラハムの信仰によって、神はアブラハムへの約束を誓いました。
「わたしは確かにあなたを祝福し、あなたの子孫を空の星、
海辺の砂のように数を増し加えよう・・・あなたの子孫によって
地の全ての国々は祝福を受けるようになる・・・。」



サラは亡くなり、アブラハムは、年を重ね、老人になっていきましたが、
神はあらゆる面でアブラハムを祝福しました。

やがてアブラハムは、イサクの結婚相手をカナン人の娘ではなく、
自分の生まれ故郷から、と願いました。

そこに非常に美しい女性がいました。
レベカです。

ここでもう一度・・
アブラハムが、生まれ故郷ウルから出て
カナンへ一緒に発ったのは、父のテラ、妻のサライ、甥のロトでしたね。
弟のナホルは、メソポタミアにそのまま留まっていました。
そしてナホルは、ミルカと結婚。
ナホルとミルカの子がベトエル、ベトエルの娘がレベカ。
兄ラバンの妹です。

イサクは、40才で、レベカと結婚。

アブラハムは全財産をイサクに与え、
平安な老年を迎え175年の長寿を全うしました。



その後、レベカには、なかなか子供が授からなかったのですが、
神はイサクの祈りに答えて・・
双子が誕生しました。

最初に胎から出て来た子は、
赤くて全身毛皮のような子供だったので
その子をエサウと名付けました。

その後で弟が出て来ましたが、
その子はエサウのかかとをつかんでいたので
その子をヤコブと名付けました。

ふたりは成長して、エサウは、巧みな猟師になり、
ヤコブは、おとなしく穏やかな人でした。

父イサクは、猟の獲物が好みだったのでエサウを愛し、
母レベカは、ヤコブを愛しました。

ある時、ヤコブが煮物をしている時、野から飢え疲れて帰って来たエサウは、
弟のヤコブの煮物を望みました。
すると、ヤコブは兄エサウに長子の権利を譲るように誓わさせて
代わりにパンとレンズ豆の煮物をに与えたのでした。

エサウは、長子の権利を軽蔑し、
空腹のあまり、いとも簡単に長子の権利を与えてしまったのです。

やがてイサクは年をとり、視力が衰えてよく見えなくなった時、
長男のエサウを呼んで祝福しようとしました。
それを知ったレベカは自分の愛したヤコブに知恵をつけ、
エサウのふりをさせて、
エサウに与えるべき祝福をヤコブに与える事に成功してしまいました。

猟から帰り、祝福を受けられなかったエサウは、
声をあげて泣きヤコブを恨み、殺そうとしました。

危険を察知したレベカはエサウの憤りが治まるまで
ヤコブを自分の兄のラバンのところに避難させました。

レベカやふたりの子供のエサウとヤコブ・・
なんだかわたしたちの性格・日常によく似ているような気がしますね。


にも関わらず、神はアブラハムの信仰のゆえに、
アブラハムへの約束を守り、彼らを祝福しました。



ヤコブはハランへと旅立ち、一夜を過ごす為に
あるところで横になり、夢を見ました。

神が彼のかたわらに立って言われました。
「わたしはあなたの父アブラハムの神、イサクの神、主である。
わたしはあなたが横たわっているこの地を、あなたとあなたの子孫に与える。
あなたの子孫は地のちりのように多くなり、
あなたは、西・東・北・南へと広がり、
地上のすべての民族は、あなたとあなたの子孫によって祝福される。
・・・あなたを守り、あなたをこの地に連れ戻そう。
わたしは、あなたに約束した事を成し遂げるまで、
決してあなたを捨てない。」

眠りから覚めたヤコブは恐れおののいて、
はじめて神との出会いを経験しました。
そして、再び安全にこの地に戻って来る事を知りました。



ヤコブはラバンのところで仕え、
ラバンの娘の美しいラケルを愛し結婚を望んだのですが、
妹が先に結婚する事は許されませんでした。
姉のレアと結婚する事になり、
後にラケルとの結婚が許されました。

2人の妻とその妻の女奴隷2人(妾)から11人の息子が生まれました。

ルベン・シメオン・レビ・ユダ・ダン・ナフタリ・ガド・アシェル・
イッサカル・ゼブルン・ヨセフと娘ディナ。

ある晩、神はヤコブに言われました。
「あなたが生まれた、あなたの先祖の国に帰りなさい。
わたしはあなたとともにいる。」

ヤコブは20年間ラバンに仕えた後、
自分の子たち、妻たちをらくだに乗せ、すべての家畜と
彼が得たすべての財産を持ってカナンの地にいる
父イサクのところへ発ちました。

しかし、ヤコブは兄のエサウを非常に恐れ心配しました。
エサウが来て、妻やこどもたちまでも打ちはしないかと恐れました。

そこで、エサウの為に贈り物を選び・・・
雌やぎ200頭、雄やぎ20頭、雌羊200頭、雄羊20頭、
乳らくだ30頭とその子、雌牛40頭、雄牛10頭、雌ろば20頭、雄ろば10頭、

贈り物によってエサウをなだめ、快く受け入れてもらえる準備をしたのです。
1群れずつをそれぞれのしもべたちの手に渡し、
先頭の者にも第二、第三の者にも命じて、
もし、兄エサウが「あなたはだれのものか。どこへ行くのか。
あなたの前のこれらのものはだれのものか。」と尋ねたら、

「あなたのしもべヤコブのものです。私の主人エサウに贈る物です。
彼もまた、わたしたちの後ろにおります。」と答えるよう命じました。

贈り物は彼より先を通って行き、彼は宿栄地で
その夜を過ごしました。

しかし、彼はその夜のうちに起きて、ふたりの妻とふたりの女奴隷と
11人のこどもたちを連れて、ヤボクの渡しを渡りました。
彼らを連れて川を渡らせ、自分の持ち物も渡らせ・・・
ヤコブはひとりだけあとに残りました。



すると、
ある人が夜明けまで彼と格闘しました。
その人は、ヤコブに勝てないのを見てとって、
ヤコブの、もものつがいを打ったので、ヤコブのつがいがはずれました。  

その人は「わたしを去らせよ。夜が明けるから。」と言いました。        
ヤコブは「わたしはあなたを去らせません。
わたしを祝福して下さらなければ。」と言い、

その人は「あなたの名は何というのか?」と尋ね、
彼は「ヤコブです。」と答えました。            

その人は言いました。
「あなたの名は、もうヤコブとは呼ばれない、イスラエルだ。
あなたは神と戦い、人と戦って勝ったからだ。」

そうしてその場で彼を祝福しました。

ヤコブが戦った人は、主の御使いであり、
ヤコブは約束の祝福を頂けるまで神と戦いました。

神はヤコブの、もものつがいを折って、
ヤコブが自分の力に頼って生きるのではなく、
神に頼って生きるようにされたのです。

こうして太陽は彼の上に上り、目を上げて見ると、
みよ、エサウが400人の者を引き連れてやって来ていました。
ヤコブは、兄エサウに近づくまで7回も地に伏しておじぎをしました。

ヤコブは、神に出会ってから砕かれ、謙遜になっていたのです。

エサウは、彼を迎えに走り、彼を抱き、首に抱きついて口づけし、
ふたりは泣きました。

こうしてヤコブは、カナンのシェケムの町に無事に到着しました。

神は再び彼に現れ祝福されました。

「あなたの名前はヤコブであるが、
あなたの名は、もうヤコブと呼んではならない。
あなたの名はイスラエルでなければならない。
それで彼は自分の名をイスラエルと呼んだ。

神はアブラハム、イサクに与えた地をヤコブに与え、
彼の後の子孫にも与えました。

そして、ラケルにベニヤミンが誕生して、息子は、12人になりました。



アブラハムの信仰のゆえにイサクを祝福し、ヤコブを祝福し、
そして、祝福はヤコブの12名のこどもたちに受け継がれ、
イスラエル12部族へと神の祝福が受け継がれていく事となります。

イスラエルの名は、神がアブラハムの子、イサクの子、ヤコブに与えた名前でした。

聖書(旧約・新約)のあちこちに
「神はアブラハムの神・イサクの神・ヤコブの神」と書かれています。

イスラエルは、ヤコブに与えられた名前で、
アブラハムからの子孫・・という事になります。


やがて、アブラハムから14代目にダビデ王が誕生し、
ダビデからバビロンへの補囚までが14代
補囚から14代目にイエスキリストが誕生します。

アブラハム・イサク・ヤコブ・ユダ・・・・・・・ボアズ・オベデ・エッサイ・ダビデ
ダビデ・ソロモン・・・・・・・・・・・ヨシャ  →補囚                                    
補囚→ エコニヤ・・・・・・・・・・・ヨセフ・イエスキリスト                           

アブラハムの子孫からイエスキリストが誕生し、
イエスキリストを通して、
信じるすべての人たちを祝福するわけですから、
神の約束はあまりに偉大です。


考古学学会では、「人間は元々から二足歩行をしていた
(進化して来たのではない)・・」事は既に発表されており、
たまたま、わたしはこのドキュメンタリー番組を「Discovery Japan」で
観ていました。

人間は、女性から生まれて来ている事も既にわかっているそうです。

この発表が学校の教科書に載るにはさらに30年、40年の
歳月が必要でしょうか。


イスラエル人は、やがてヘブル人と呼ばれたり、
ユダヤ人と呼ばれたりします。

どこで、どうして?・・・いつかまた、書いてみたいと思います。

ここまでお読み下さった方、ありがとうございます。

楽しいクリスマスシーズンをお過ごし下さい。

tonakai_20091205125917.jpg
(刺繍による聖夜:姪の作品)白っぽっく光っているのは額のガラス




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