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AUTHOR : parelli
鎌倉の海を望む丘より
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アスカマン(菌製剤)によるバラ栽培法 ㈮ 02/21(土)
堆肥の作り方3.
(掘り上げと株元への投入)

<掘り上げた堆肥が良く出来ているかどうかの判断と準備>

・褐色して堆肥独特の森の下に溜まった落ち葉のにおい、または不快でない
 饐え(スエ)たようなにおいがする
   ↓
 掘り上げた堆肥が良く出来ていれば堆肥はリン・カリ少々を加えてそのまま株元へ
 投入。
 この時見た目で繊維質っぽいなら土を足してもOK。勿論下記のように籾殻や藁を追加
 して使ってもOK。(堆肥の量が増えますのでより多くの株数に投入出来ますね。)


・過去、私の掘り上げた堆肥は表面は褐色になっていましたが中はまだ生の状態、悪い
 臭いはなし。ほとんどの人は私と同じではないかと思いますので以下のステップに
 進んで下さい。
   ↓
1. 堆肥に籾殻と藁を追加します。ここからは大きなたらい等を使って1株毎に投入する
 物を混ぜます。(私のたらいの径50cm)

籾殻と藁を追加する理由はバークチップ(剪定枝)の腐熟促進です。見た目のかさで
堆肥の25%程追加すればOK。(籾殻の方を多く。)

2. 追加する籾殻と藁に対して鶏糞を入れます。1株に対して330gx1/4=約80g

3. 腐熟促進の為に尿素(粒状)も1株に対して20~30gを、これはすり鉢ですって入れ
 ます。2~3年経ったら尿素の量は半分に減らして下さい。

4. アスカマン大さじ1程追加。

5. リン・カリ肥料を少し入れる。(私は有機リン・カリを使用。)この菌製剤で作った
 堆肥は肥料の吸収が非常に良くなるので規定量より少なめを心掛けて下さい。

6. 投入に備えてキンソール(粉末・アスカマンの250倍の濃度)を準備しておき
 ます。

7. 大きめの鉢(鉢植えの場合)

下図:
籾殻と藁を加える事によって見た目、土が少ないように感じますが大丈夫です。
私は少し土を足しています、少ないと感じるなら足してもOK。
堆肥の中のバークチップ:土=5:3 → 5:5 この位、土を足しています。
そしてバラの剪定枝と生のバークチップも少し加えました。

籾殻藁

ここで初め30株分で作った堆肥は籾殻と藁や土の追加によってかさが増える事になりますね。さらに堆肥の穴の中ではかなり圧縮されていました。

栽培法⑤で「30株分で作った堆肥で実際には42~43株分相当になります」と記した
のはこういう理由です。

HT(地植え)は2倍の堆肥量、長いつるバラは長さに応じて2~4倍の堆肥投入量が
必要ですが、堆肥化の時に計算する量と掘り上げて繊維・鶏糞・土・(生)を追加した
後では、量が変わって来ますので、これらのバラにより多くの堆肥を投入する事も
可能になると思います。(ランブラーローズは半つるバラ程度の堆肥量で大丈夫
です。)

1回経験をすると堆肥化の量はわかるようになりますので、こんな感じで持ち株に合わせ
て堆肥化する時の量を計算して、経験して下さい。

私は栽培の1/3ぐらいは鉢栽培ですが、地植えの株には1株35Lも投入した株もあり
ます。ちなみに1株35L位投入した株は台風や激しい風や雨にも強くなり、きれいな葉を
保ちます。

もし、多少投入量が少ない株があってもそれは、充分入れた株と区別してその結果を
観察するのも良いでしょう。


<株元への投入の時期と場所と仕方>
時期
この菌は地中温度約5℃以下(11月末)では胞子となって休眠し、また、地温15℃
(春ソメイヨシノが咲く頃)、水分60~70%、嫌気状態で活動を始めます。

10月初め~末(1ヶ月)に株元に堆肥を投入したい理由は投入後少し菌が働く期間が
あり、真冬に入る前に少しでも根を育てたいからです。そうする事によって春の成長が
違います。

実際には土中の他の菌の活躍により(腐熟し易い繊維があれば)根の周囲の温度が次第
に上がり、土壌温度が10℃(堆肥では5℃)に達していればこの製剤の菌は活動出来
ます。
我が家の南側の庭のバラの株は11月末に投入した時も、2月末白根が一杯でした。

もう1つの理由は気候が比較的安定している時期なので作業のし易さがあります。そこ
から逆算して私の今年の堆肥化スタートは7月中旬あたり(ポリ容器で)・・にして
みようと思いますが。芽が動き始めてからでは遅すぎです。10月~2月末の各自の
都合で考えて下さい。

堆肥投入は雨が数日は降らない時に作業をした方が良いと思います。鉢の場合は
堆肥をしっかりと固めているので、初めは水の通りが悪いので雨水が土の上に溜まって
しまう状態が長く続かない方が良いのです。

しかし菌は堆肥や土にとどまるので(水が超大量に滞るのでなければ)菌が逃げる
心配は無用です。数時間位で水が通ってしまう位なら大丈夫。
私の場合は3月末頃までは強い雨があると移動出来る鉢は移動し、大きい鉢には
ゴミ用ビニール袋をかぶせて雨避けしています。

初めは水の通りがよくありませんが、団粒化が促進され始めると水の通りはすこぶる
良くなります。水やりは一般の栽培法と同じで構いません。

投入時期については、ベストな時期を試行錯誤しています。
10月に投入した結果は、開花後に窒素が足りなくなるような気がしました。
今回は2010年1月に堆肥投入しました。(堆肥仕込み時期は前年9月中旬)
そして鉢植えの場合は、投入後雨降り予報の日は(3月中旬位まででしょうか)
下記のようにビニール(ゴミ袋の一辺を切って)を被せば最善です。


IMG_2104.jpg


投入場所(地植え)
大株は株元から30cm位離れた周囲Bにぐるりと堆肥を投入します。
幼苗や小さい苗はもっと近く、5cm位離れた場所に投入。

IMG_1742.jpg



Aの幅5~20cm位、Bの幅15~20cm位。
株の大きさで加減して下さい。






根が堆肥にふれても問題ありませんし、根が切られて傷んでもすぐ修復出来るので大丈夫です。

改植・新植の場合は主根の下5cmより深い部分にも入れて下さい。

周囲にぐるりと入れられない場合は四隅(次年からは別の四隅へ)に入れるか、株と株
の間に共有するように入れても構いません。

周囲の土壌空間を大きく(株間を広げた)する地植えの場合にこの菌耕栽培の
威力は大きく発揮されます。

投入の仕方(地植え)

IMG_1185_1.jpg
株元の周りに深さ30cm位の穴を
掘り堆肥を投入しながら、
キンソール耳かき2~3杯を
水に溶かして数回に分けて
ジョーロでかける。穴の上まで
堆肥を入れて足で踏むと
上から10cm位下になる。←
(芝生なので四角にカット)



IMG_1191.jpg


バークチップ・籾殻・藁
・バラの剪定枝・土は
こんな状態。






IMG_1196.jpg



さらに土を地表まで入れる。







IMG_1201.jpg



足で踏む。







IMG_1204.jpg


上まで土を入れてさらに踏んだら
表面だけ土をかけて自然に
する。







キンソールは液体にして使用する為、堆肥全体に菌製剤が行き渡りますので腐熟が
スムーズです。また、芝生や他の樹木にも使えます。他の使い方は
こちらです。

投入の仕方:鉢植え
まず、鉢のサイズですが、堆肥を根の周りに入れるので大きな鉢をお勧めします。私は去年径45cmの鉢に替えました。(高さ35cm)バラの根はあまり下へは伸びないので
同じ体積なら高さよりは幅のある鉢の方がこの栽培法に適しています。
径30cmの鉢も使っていますが、幼苗(挿し木して育った)等や小さい苗等に使って
います。

投入の前に初めての方は鉢の底穴にネットを置き、新聞紙を折って(4枚重ね位)底に
敷きます。脱気の為です。新聞紙はやがて腐熟され、なくなります。
慣れて来たら新聞紙を敷かなくてもそのまま堆肥を入れてOKです。この時、
底穴ネットは不要です。

変更点:
鉢底に新聞紙を折って敷くと、腐熟される迄の期間、水はけが悪くなりやすいので
敷かず、銅製(ナメクジ等が侵入するのを防ぐ)の底ネットを使って、
土(堆肥+土)を入れて少し圧力をかけた方が良いと思いました。


新植・改植の場合は根の下にも堆肥を入れて周りに同じように堆肥を入れて
上に土を入れて下さい。根の下に入れられない程、根が太く長い場合は周りだけで。

既植の場合は株を抜かず、鉢の周りの土を移植ゴテ等で掘り上げ、そこに地植えと
同じように堆肥を入れて土を被せます。この時、株の周囲の土は鉢全体の半分位を
一旦取り出して、入れ替えている感じです。(一番近くて株元5cm程の土が取り出
されている感じです。)

変更点
鉢の周りの土を移植ゴテで掘りながら、株全体を一旦抜いてしまった方が
むしろやり易く、その方がネキリムシ等、根全体のチェックが出来るので
良いように思いました。



この時も根はかなり傷みますがアスカマンを使っている限り、根を傷める物質は
出ないのであまり気にしなくて大丈夫です。(こちら参照)

鉢栽培の場合は繊維質だらけにならないように土をよく混ぜて下さい。保水性が
少ない繊維質が圧倒的に多い土壌では根が伸びれないし、うまく成長出来ません。
繊維の周りには充分な土がある事が必須です。大きい鉢の場合の繊維は全体の
2/5、小さい鉢では1/3程度が望ましいと思います。

小さな鉢の場合は2~3年かけてゆっくりベストにしていく事を指向して下さい。

次年、土中に堆肥(繊維)が残っている場合は新たな堆肥と共に土の中に戻して
下さい。剪定枝を使った場合はバークより腐熟がたっぷり1年継続し続け、
少し残るようです。



IMG_4331.jpg

気の早い芽吹き デプレ・ア・フルール・ジョーヌ




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お久しぶりです♪ アスカマンで作った堆肥の投入時期が近づいてきたので、予習をしています。

【これまでの状況】
11月下旬に仕込み。その後、5度以下になることのないよう室内に保管
(10度以上は保たれていたと思います)
【使用予定の鉢】
①14号(ピエール・ド・ロンサール)の鉢土をぐるっと5センチほどかき出し、株を包むように堆肥を投入。②10号(アッシュウェンズデイ一季咲き)鉢土を入れ替える際に、鉢底と周囲に堆肥を投入。

ここで、質問です。お暇な時でよいので教えてください。

1)記事中の2,3ですが、鶏糞と尿素の量が「1株あたり」という計算になっていますが、
 地植えと鉢(鉢の大きさ)では量が違ってくるのかな…と思っています。

 例えば、投入堆肥10Lに対し●%ぐらいといった目安がわかれば教えてください。

2)リンカリ肥料について迷っています。投入時期も違うので聞かれても困る?! 
  かもしれませんが、 通常 芽出し肥として投入する肥料の量から、
  鶏糞の分を引いたぐらいの量…より少し少なめ?と考えればよいでしょうかねぇ?

3)以前、クヌギはまた投入の時に使うから…とおっしゃっていたかと思いますが、
 上記のワラの代わりというイメージでしょうか? 腐塾促進ということであれば、
 馬ふん堆肥(ほとんどワラ堆肥に近いもの)を少し入れてみようかなぁと思っています。
メアリーさん                   
こんばんは。お久しぶりですね。順にお答えします。
1. アスカマン栽培法は1株につき約13L(最低量)を投入する事を前提で書いています。ですので鉢の中にどれだけの量を入れるかによって比例した数字になります。わかり難いので、私の場合は、13L分を用意してそこに鶏糞や尿素、リン・カリを入れて鉢に投入してゆきます。余れば再び13L分を作り・・とやってゆけばいつも同じ割合で鶏糞や尿素、リンカリが入っている事になりますね。
この場合の13Lは、堆肥・土・わら・籾殻を含めての土への投入量全体ですのでお間違いのないように。メアリーさんの場合は、仕込み期間が特別短いので堆肥は出来ていない可能性が高いと思われますので、わらと籾殻を足して腐熟を助ける事を忘れないで下さい。アスカマンも大さじ1位加えて下さいね。(キンソールがあれば水に溶かして堆肥投入してから上からかけると尚良いのですが・・)

2. リン・カリは一緒に堆肥の中に入れて下さい。(芽だし・・等と考えずに)何をつかうかによりますが、私は「鈴成」という有機リン・カリを使っています、13Lに対して150g入れています。袋に必要量が書かれていますので、参考にした方が良いと思いますが肥効が良くなりますのでなるべく少なめです。 ウチに有機でないリン・カリがありますので袋の表示を明日読んでみますね。

3. わらの代わりです。馬糞は完熟堆肥ですね、、この栽培法は完熟堆肥を用いない事が大事なポイントでしたー 未熟すぎている堆肥の腐熟を促す目的で入れますのでわらか落ち葉を入れる必要があります。
やっているうちに一般の栽培法に戻りそうになってしまう時がありますが、その点だけはご注意して下さい。

頑張って♪♪
parelliさま さっそくのお返事ありがとうございます!

1.わかりやすい説明ありがとうございます。了解です!
  キンソールがないので、気持ち大目にアスカマンを
  加えてみます。

2.リン・カリは表示より少なめですね。
  芽出し肥などは必要なく、一季咲きのオールドなどで
  あれば、この分量が花を咲かせるのに十分な量という
  ことですね。

3.そうでした! つい、一般の考え方にもどってしまい
  ますね…。バークに比べて、ワラや落ち葉のほうが
  腐熟しやすく アスカマンの餌になりやすいということ
  ですよね。

私が使ったバークが、parelli様の使っているバークに比べると薄っぺらいこと、室内で低温にならないようにしていたことなどから、ちょうど具合に出来ていたらいいなぁ…と期待していますが(笑)、2月末まではガマンして袋を開けないようにしたいと思います。

私が仕込むのが遅かったのがいけないのですが、
暖冬で芽が動き出しているバラを見て焦ってしまいます。
今年は、もっと早く仕込もうと思います!


メアリーさん                     
リンカリですが、13Lに対して一握りでよさそうです。イングリッシュローズは肥料はどれも多めです。これは経験して適量をつかむようにして下さい。品種毎によっても違いますから。オールドローズは全般に栽培法に書いた通りでOKだと思います。

堆肥の仕込みですが、私は去年8月初めに仕込みましたが、1月末の時点で今迄で一番腐熟していませんでした。3ポリのうち、1ヶはお水が足りず、全体がかなり乾燥した状態でした。いつも同じバークが手に入るといいのですが、そうもいかず、難しいところ。メアリーさんの場合は薄い皮でしたよね、上の方を見てみたら如何でしょうか。場合によっては早めに鉢に入れた方が腐熟が進みます。生のままでも投入が出来ますので、少し仕込みが遅くても大丈夫です。私は1月末に全株への投入は終了しました。バークはかなり赤っぽい色が残っていたのです。過去は少なくても表面全体は黒くなっていたんです。でも土の中で長持ちしてくれるかな、と、これも経験です。
私ならもう入れてしまいますが・・・。

アスカマンを加える時、多めに入れる分は、鉢に堆肥を投入する度にぱらぱらと撒いてみて下さい。全体に広がるようにです。





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