HOME

AUTHOR : parelli
鎌倉の海を望む丘より
 バラを中心に綴ります。

Comments in English are also welcome.

profile
since 2008
スポンサーサイト --/--(--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

アスカマン(菌製材)によるバラ栽培法 ㈰ 03/16(月)
トップから順次読んで頂けるよう、
この項目だけ1-11の順番に並べ変えました。


しずく
雨の雫の中の芽

このサイトをご覧下さっている方からアスカマン(菌製剤)を使った
バラ栽培法を教えて欲しいという要望がありました。

私がここにバラ栽培法・・などという途轍も無い難題を記す事は
想像だにしなかった事なのですが、、、
この菌製剤の特許を持ち、幸いにも私のバラ育てをご指導下さった方からの
許可が与えられましたので何回かに分けて記してゆきたいと思います。

未熟な私がここに記す栽培法は適宜
加筆修正しながら時間を掛けて完成させて行きますので
実践してみたい方は繰り返しお読み下さい。

神奈川・東京・その近郊での栽培を基準にしています、気温等気候条件が違う
地域の場合は作業適期が変わりますのでご留意下さい。

この栽培法は一般のバラ栽培法とは大きく異なっていますので
いろいろな点においてびっくりされるかも知れませんが
(ちょっと、いえ180°頭の切り替えが必要です!)

会得すれば短期間に高レベルの土の団粒化を促進し、
美しいバラの花を目のあたりにする事が可能です。それも、、
特別な技術や経験は要りません。

最後までお読みになってから始めて下さい。


バラを育てている人たちは「待つ事・・」を学ばさせられます。
試みようと思う方はどうかゆったりとした気持ちで
取り組んで頂きたいと思います。

今すぐ自作の堆肥をバラに投入出来なくても
貴方が自然を前にして待つ事・・を知るなら、、
バラも貴方に愛情を持って待ってくれるでしょうから。



スポンサーサイト

アスカマン(菌製剤)によるバラ栽培法 ㈪ 03/14(土)
菌製剤(アスカマン21)と団粒化について

バラ作りをしているみなさまの土への最大の関心は土壌を
如何にして団粒化出来るか、という事ではないでしょうか。
ここでは非常にレベルの高い団粒、(ミリ以下の大きさ)について
簡単に触れたいと思います。

後に「堆肥の作り方」について記載しますが、堆肥作り時に
どうしてこんな事が可能なのか・・混乱しない為に是非お読み下さい。


土の団粒に枯草菌(こそうきん)が関係している事は既に一部の方に知られています。

その枯草菌の中でもリポペプタイドを特に強力に分泌するごく一部の細菌と
セルラーゼ(酵素の一種)分泌能の高い別の細菌を
組み合わせた菌製剤がアスカマン21です。

枯草菌が分泌するリポペプタイドは水と油脂双方によく溶けて植物性繊維質の
表面にある微細な孔隙(こうげき)を大きくこじ開けるので、
セルラーゼが入り込み易くなり繊維質の分解を助けます。(こちら参照)
すなわち、
リポペプタイドは酵素セルラーゼが植物繊維細胞内に
侵入する下準備をするわけです。

腐熟し難い繊維を堆肥化する時、
一般にバーク樹皮の腐熟には3年かかると言われています。
ところが、このリポペプタイドとセルラーゼによる2段階のプロセスを経る事で、
わずか数ヶ月で(あるいは生のまま)土壌に入れる事が出来ます。
(こんな菌製剤は他にはありません。)

土壌に入れると適当な温度・水分・嫌気(けんき)状態の下で菌は次々と増殖し、
リポペプタイドの分泌を繰り返して繊維を分解して、
土の団粒化が可能になります。

ここでいう非常にレベルの高い団粒とは、
微細な粘土の粒子(0.001~0.002mm)と微細な腐植が
一緒になってミリ以下の大きさで二層、三層に団結したものです。

この団粒の寿命はせいぜい一週間未満と考えられていて、
新しく出来るそばから崩れ、また新生するタイプの団粒です。




アスカマン(菌製剤)によるバラ栽培法 ㈫ 03/08(日)
未熟な(あるいは生の)繊維質を土の中で分解させる事が
この菌製剤によって可能になり、しかも早く分解出来る事が
少しおわかり頂けたでしょうか。


未熟な繊維質を土の中に入れると根に害を与える物質(アンモニアや有機酸など)
を出すので一般のバラ栽培に完熟堆肥が使われます。

ところが、完熟堆肥は作る過程で80°C以上になる事によって
病原菌などの悪玉の微生物だけでなく、
善玉の微生物も死滅するので圧倒的に多くのカビ
及びその胞子が死滅します。
(実際には堆肥全ての部分が80℃以上になるわけではないので
生き残る菌もありますが、
"良い" 完熟堆肥ほど高温になる部分が多く、有用菌の供給に乏しくなります。)
つまり、良い完熟堆肥ほど団粒を作る力が弱いのです。

この菌製剤を使えば根に対する有害物質の発生が非常に少ないか、
皆無に近い点です。←ここが凄いところ!
堆肥化の時に、ほぼ60°Cしか上がらないので
分泌されるリポペブタイドが有毒なカビ等は殺し、
多くの細菌は生き残り、
土壌への有用菌の供給力が充分に残る訳です。


バラ栽培法をこのサイトにまとめるにあたり、
私自身が改めてこの菌製剤の凄さに感動しています。

先日雨上がりに主人が庭のポストへ新聞を取りに行き、
戻って来て「土のいい香りがする・・」(臭いとは言わなかった)
と報告してくれました。

次回からは堆肥の作り方に入ります。


冬枝

ロズレー・ド・ライ冬姿



アスカマン(菌製剤)によるバラ栽培法 ㈬ 03/04(水)
堆肥の作り方 1.

未熟な繊維(あるいは生の)を土中に入れても
アスカマンを使うなら根に有害な物質は分泌されませんが、
おが屑・剪定枝・バーク樹皮などの繊維が
土中で盛んに分解され、
団粒化出来るようになるまでに半年以上かかるため、
通常は3~5ヶ月位庭のどこかで堆肥化(1年に1回)してから投入すると
まもなく団粒化が始まって便利なのです。

しかし、庭にそのスペースを取れない場合や堆肥化の為の
穴を掘る労力をかけられないという現実もあるかと思います。

えー、堆肥を作るのですかー
と、思われる方もいらっしゃるかも知れませんね、、

堆肥の作り方の次のページで
この堆肥を投入する事によって受ける
夢のような数々のメリットを記します。

例えば、土が劣化しないので同じ土をずっと使い続ける事が出来る・・
忌地にならないので連作が可能(植え替え移動が自由に出来る)・・等々

アスカマンを使って生ゴミ処理している方は
この菌製剤を使ってバラ育てが出来るなら「夢のよう・・」と
表現していますが、
試しに、夏にスイカ1ヶ分の厚い皮をアスカマンを軽くひと握りと共に
土中に埋め込むとわずか10日!で目の細かい土に変わっています。
これには私もほんとに驚きましたー
(注:生ゴミ処理法については「バラ栽培法」の最後のページに記します。)

そして、ご安心下さい、堆肥化せず生のまま土中に投入する事も出来ます。

そこで、A・B・Cと3つの方法を記しますが、
私自身は最初の2年は
庭に穴を掘って堆肥化+ポリ容器1ヶ(実験的に)での堆肥化、
3年目は全部ポリ容器を使って堆肥化を経験しました。
そして、私と同じ方法を守って堆肥作りをした親しい友人の
3年目は生のまま株元へ投入しました。

A: 庭に穴を掘り一旦堆肥化して株元に投入する方法    
B: ポリ容器を利用して堆肥化して株元へ投入する方法
C: 堆肥化せず生のまま株元に投入する方法               




IMG_4283.jpg

花芽を持った大事なセアノサス



アスカマン(菌製剤)によるバラ栽培法 ㈭ 03/01(日)
堆肥の作り方 2.
(作り方2.&3.が基本となります。)

 A. 庭に穴を掘り一旦堆肥化して株元に投入する方法

準備する物:ER・OR 30株分で説明(実際には約42-43株分出来ます。投入の項で
説明) ここでは、1.5m以下の長さのバラを1株に付き堆肥投入量13Lとして計算
します。

1. バークチップ(バーク樹皮) or 剪定枝(庭から得る)or おが屑
2. 籾殻
3. 稲藁(落ち葉でも良い)
4. アスカマン21(キンソールも必要)販売サイトは
こちらです。
  20kg入りは、ネット上には載っていませんのでお問い合わせからどうぞ。
5. 鶏糞(乾燥鶏糞・発酵鶏糞でもOK。鶏糞の良さについては月刊誌、「現代農業」に
  何度か投稿されています。)

順に説明していきます。
1. バークチップ or 剪定枝の用意
2~3cmの物が一番良いように思います。大きさ・質(腐熟の度合い)がさまざまなので私はまだ購入先は定まっていません。最適サイズが得られない場合は小さめからスタートして下さい。広葉樹と針葉樹のバークチップを半々に混ぜた方が良いのですが、私の場合は輸入米松(燻蒸処理済)のチップを使っています。いずれも防腐剤を使用していないもの・・が重要。
燻蒸処理済みの場合は輸入時において揮発されているので問題なく使用出来ます。

自宅の庭の剪定時期に合わせて剪定枝が得られるならベスト。生の枝(径1cm以下の枝)を10cm位にカットして使用します。緑の葉がついていてもOK。

バラや永年作物は株元へ堆肥を投入後、1年間土を掘ったり耕したりしませんので1年間
土の中でその堆肥が腐熟し続ける繊維を使う必要があります。

庭から得る剪定枝を使用すると経済的ですね。バークチップと剪定枝を混ぜて使ってもOK。

おが屑を使う事も出来ます。比重が軽いので(中に空気を抱えていて)容量ではバーク
より2~3割多め、重量なら同じです。(私は使った事がありません。)

2. 籾殻の用意
籾殻は約6kgx2(6kgが米袋30kg程度のかさ)

3. 藁の用意
藁約4kgx3(4kgが60L程度のかさ、)
(堆肥を株元へ投入する時に堆肥が生っぽい状態の場合は籾殻と藁の量は増えます。
籾殻6kgx3、稲藁4kgx4 程度準備しておいた方が良いでしょう。)

藁は10cm位の長さにカットして使用。(藁用カッターはホームセンターで販売され
ています。インターネットでも。)

籾殻と稲藁が入手出来ない方はこちらからメールで聞いて下さい。籾殻6kg¥700 
稲藁4kg¥800 とても綺麗でカットし易い藁ですが個人の方ですので上記の量1ヶづつに
宅急便正規送料がかかります。(石川県より) 個人の方ですのでメールをする時はご留意をお願いします。

4. アスカマン21とその使用量
4 のアスカマン21(粒状)の他にデナグロス(アスカマンの5倍の濃度のもの)と
キンソール(粉状)等、同じ内容の製品がありますが、アスカマン21とキンソールを使って説明します。
この菌製剤は農業用に作られた製品ですのでコストパフォーマンスの良い品です。
・20kg入り1袋¥4830(4袋以下送料税込、北海道・沖縄・九州・四国は運賃加算と
なります。(詳細はお尋ね下さい。)バラ40~50株位で3年使えます。
・800g入り1袋¥1050(送料税込)堆肥づくりには少量すぎると思います。ベランダ鉢
栽培には良いかも。)
・キンソール200g入り(1株に耳かき2~3杯を水に溶かして使用。)

・1株に170gとして、アスカマン170gx30=約5kg 

これ以外にバラへの肥料・追肥は1年を通して基本的に不要です。
説明はこちら(5の補足説明)をどうぞ。

5. 鶏糞の用意
1株鶏糞330gとして、330gx30=約10kgです。
鶏糞は肥料バランスが良いのでこれを使います。

<作り方>
a. 穴の大きさを考える。
1株につき最低でも10~13L位の堆肥を投入しますので1株13Lと考え、13x30=400Lの例で説明します。
庭の穴は、深さ50cmが必要です。深さの上部10cmは土をかぶせる部分ですので、深さ40cmの中に必要量を入れる事になります。(例:70cmx140cmx40cm(深さ)→約392L、 70x140x40→約392L、 90x110x40→約396L、 100x100x40→400L)
各庭の都合の良い形で考えて下さい。

b. 穴に用意したものを入れる。(下図参照)
一番下からバークチップ(剪定枝)、籾殻+稲藁、土(穴から出た)、アスカマン1kg+鶏糞2kgというように層にして一層Aを五層分繰り返して入れていきます。途中で籾殻や藁が土と良く混じっている事が必要です。籾殻や藁が固まっていると中に菌が入って行き難いので土を少しかけてはアスカマンをふりかけて足で踏んで下さい。

腐熟し難い繊維を堆肥化する時は、腐熟を促進する為に腐熟し易い繊維を必ず一緒に使います。

c. 脱気
この菌製剤は嫌気状態で良く活動しますので途中でよく踏んで圧力をかけて下さい。
すると一層で約8cm位になりますので五層で40cm位になります。長靴でどんどん
踏みつけて下さい。この脱気をうまく出来るかが堆肥化成功のキーポイントです。
とても重要です!!
1番上の10cmには土をかけ(ここも踏みつける)、その更に上に盛り土をして雨避けにシートをかけておきます。(切り返しをしたりは一切せず、掘り上げまで待つ。)
菌製剤の菌は水分60~70%の時によく繁殖します。普通、畑の土の水分は大体この範囲になっています。乾いていると思われる時は途中ジョーロで少し散水して下さい。
上部は乾燥し易いように思います。


taihi.jpg


バークチップの量ですが、単純計算ですと一層49L(合計245L)ですが、合計使用量
約200Lです。バークのサイズや質によって差が出て来ます。大きいサイズの方が
より多く必要になるようです。

使用する土は穴を掘った時の土を使います。粘土質のような固まりで2~3cm以上の
大きさのものは砕くか、除いた方が良いです。

庭に確保出来る場所が足りない場合は、栽培法④のC:「堆肥化せず生のまま株元に投入する方法」や「ポリ容器を利用して堆肥化して株元へ投入する方法」も組み合わせる事が出来ます。
最後までお読みになってから各自の都合の良い方法を考えて下さい。

 堆肥化スタート時期(私の場合)
・1年目9月14日(暑さが和らいだ頃)庭に穴を掘って堆肥化ー翌年の1月末掘り上げ、
 株元へ投入開始
・1年目10月23日(ポリ容器1ヶで実験的にトライ)2月末掘り上げ、株元へ投入開始
・2年目9月15日 堆肥化ー翌年1月末掘り上げ、2月末株元へ投入開始
・3年目8月4日 全部ポリ容器で堆肥化ー10月中旬~11月末順次掘り上げしながら
 株元へ投入
4年目7月末堆肥化ー翌年1月株元へ投入
(去年10月~11月に堆肥を投入、開花後に窒素が不足と感じた為に今回は1月投入)


1年目のポリ容器での堆肥化の結果は上半分はまだ生っぽい、下半分は投入すると
まもなく団粒化が始まるような良い状態。それ以外はまだ生っぽい状態でした。
 
ここで「10月に株元を掘る?」という疑問が出るかと思います。
去年の真夏(8月)1ヶ月かけて生の状態で株元に投入した友人の庭に9月4日訪ねて
来ました。
約70株程の所有です。全く問題ありません。元気な葉が沢山出て、1月には冬の葉の
取り作業が大変と嬉しい悲鳴を上げていました。私もレダ(鉢栽培)を9月6日に
生の状態で投入、今年春の花が楽しみです。ですので10月の株元への投入は全く問題
ありません。

こんな事一般の栽培では考えられませんね。
この菌製剤を使えば根を少々切って、一時期手荒な事をしても心配ありません。
切られた根からすぐに新しい根が出て来るので大丈夫です。

この栽培法は一般栽培法の蓄積がない人のほうがかえって取り組み易いかも
知れません。
書かれている事を忠実に実施出来るかどうかが成功の鍵となります。



IMG_4343.jpg

Helleborus 糸ピコ・セミダブル

去年株分け余剰株を12月に譲って頂きました。
今年咲いてくれましたー。
株分けした方の手入れが良かったのでしょう。
その後は初心者の手に・・初花なので糸ピコは薄いかナ。
清楚で気品のある花です。
蕾3つ見つけました。



注:次のページ「アスカマンによるバラ栽培法6」は下のPrev.をクリックして下さい。




                        ≪ 次へ         HOME         前へ ≫ pageTOP


2017/08
S M T W T F S
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
Latest Comments
by 桔梗 on 08.23


by parelli on 08.23

by 桔梗 on 08.22

by なみちゃん on 09.27

by parelli on 09.27

by なみちゃん on 09.27

by はじめまして on 08.19

by parelli on 08.18

by 日比野 進 on 08.14

by 日比野 進 on 07.24

by Parelli on 10.05

by 澤野かずみ on 10.05

by Parelli on 09.30

by 澤野かずみ on 09.27

by Parelli on 09.15

最新のトラックバック






LINK
Copyright 2008 Scent of Roses. All rights reserved.

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。